ピラセタム

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

通勤途中に見かけていたおばあさん

自宅から会社までの通勤は、自転車か歩き。
これを今の事務所になってから10年は続けてます。
以前は住まいが世田谷線近くにあったので、世田谷線の線路沿いに歩く道程が気に入っていたのですが、
現在は環七、246を横断するちょっと騒々しい道。
それでも、脇道をいろいろ探っては、少しでも季節感や静けさのある道を選んできました。

その道の途中、いつもふと気になっていたおばあさんのこと。
大きな塀に囲まれ、立派な庭木が茂る邸宅。その前を時々掃き掃除されている姿を見かけていました。
背中も曲がって、穂先がだいぶ減ったほうきにもたれるように、少しずつ落ち葉を集めるその横を、
自転車で何度も通り過ぎていました。
「たいへんだなぁ」と思いながらも、身なりもこぎれいに、頭にスカーフを巻いてのお姿に、
日課であったり、楽しみのひとつなのかな、と勝手に想像したりしていました。

今年の始め、大雪が降った日の翌日。
この日ばかりは歩きで壮絶な雪の威力に見舞われた通勤道を歩いて行きました。
道の先に、右に左に、戸口の雪をかく人の姿がちらほら。
おばあさんもやはりお宅の門の傍らを、雪に足を取られないように壁に伝って歩いていました。
大丈夫かな〜、と思うと同時にすってんころりで、転んでしまいました。

このとき、立ち上がるのをちょっとお手伝いした時に、
はじめて少しお話しました。

それから、また半年近く、
この頃は急に風が強くなったり、ということの多くなった日本ですが、
落ち葉を掃いてはまた翌日もつもっているという具合です。
そしてある日、あのお宅の塀に、途中まで集められた落ち葉と、穂先の欠けたほうき、
チリトリが立てかけてありました。
1日の仕事を終えて、夜に前を通りかかっても、
薄やみの中で同じようにほうき、チリトリ、落ち葉の山。

いつもは塀の向こうに少し見える明かりも、この日はついておらず、
数日後にほうきやチリトリは片付けられていましたが、
お姿を見かけることもなく、明かりが見えることもありません。
今も毎日ここを通ります。
私はなんの関係もない通りすがりの人間ではありますが、
今さらながら心配になっています。

田舎ならこういう様子もすぐに伝わってくるのでしょうか?
多くの人にすれ違いますが、なにも知らないままなのが都会ですね(円)
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

緑心社

Author:緑心社
ようこそ緑心社の
スタッフブログへ。
ホームページはこちら

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
世田谷のオススメ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。