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「世田谷・採集」最終回!

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題名の通り、
世田谷のタウン誌「世田谷・採集」が3月30日(日)に配布される4月号を持ちまして、
廃刊となります。
A4・4ページというコンパクトな誌面を活用して、お店紹介とはちがった「せたがや」の姿を
お見せしていきたいという方針で3年にわたり製作して参りました。
そもそも、「朝日タウンボイスせたがや・めぐろ版」〜「朝日タウンボイス4区版」と地域の朝日新聞販売店により、
購読者へのサービスとして製作・配布されてきたタウン誌でしたが、時代の流れで徐々に予算も縮小、
朝日タウンボイス廃刊の後に、「タウン誌発行を続けたい」という10軒ほどの販売店さんにより、
「世田谷・採集」へと、世田谷を軸にしたタウン誌の遺伝子は受け継がれたわけですが、、。

やはり「消費税8%への増税」によって、スポンサーさんサイドも相当厳しい状態になるようで、
タウン誌製作への予算が回せなくなったというのがお知らせいただいた理由です。
増税が廃刊の直接的な理由なのか、いや、私たちの作る誌面がスポンサーさんが求める利益に結びつかなかったのかもしれない。それでも「消費税増税」は予算カットに至るきっかけとなったようです。
おそらくこうした現象は、中小企業の世界ではあちこちで起こっていることでしょう。
それでも選挙によって、同じ国の多くの人々が選択した結果ですから、
自然災害のごとくそれを受け、それでも続く暮らしを全うするだけです。

それにしても、自分たちの仕事であったから、ということを差し引いても
こういうタウン誌がまたひとつ町から無くなるというのは残念で寂しい事です。
商業的な活動以外にも、町を形作り、感動を与え、記憶に留め置く価値のある名もなき風景、
そういうものが見られるメディアはあまり無いかと思います。

20年ほど前から世田谷のタウン誌作りに参加して、
少なくても月に数日はカメラを担いで自転車に乗り、日中は人も通わぬ路地や社寺、森の影の下にある小さな祠、
街路の片隅に、絵になる造形を求めた日々。
そうした動きもしなくなるのか。。
時代とともに変貌する街に、「だんだん見つけたいものが減って来たなぁ」、「またあれが無くなった・・」
と抗い難い敗北感を感じていた頃だけに、私が世田谷でできる仕事はなくなったのかな、とも思いました。
なので必然的な流れだったような気もします。
「世田谷が“わが町”って気がしなくなった」と最初に感じたのはいつ頃だったか。

無くなっても誰も気付かない街の片隅にある(いる)、あれこれを思い浮かべ「もう私は見にいけなくなるかもです」と
思い、楽しみにしてくれていた同じ価値観を持つ読者のみなさまに「地味な発見」を伝えられないのが残念でもあります。
でも、そういう皆さんなら、きっとご自分で「人知れずの探索」を続けられることでしょう。
そういう皆さんと、街のどこかですれ違ったりするかもしれません。

「世田谷・採集」、これまでご愛読くださいまして、誠にありがとうございました。(円)
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「梅」咲いてました

いや〜、いつもこんな事を言ってしまうがこのひと月、
ほとんど仕事以外の記憶が無い。。
これまでの人生で「限界」などということばを幾度か使ったが、ごめん。
今がそうかもしれないです。
この2月〜3月現在まで、これほどデザイン製作の仕事が重なったことはなかったです。
定期ものの情報誌、タウン誌、行政からの冊子製作、観光ガイドに、自然保護団体の活動報告冊子製作と、
それにチラシ、ポスターなどなど。。
ホントにありがたい!!
でも、自分の力なさも嫌というほど感じられたこのひと月、ようやく峠を越した感はあるけれど、
まだ終わっていない。。

そんななか、季刊のタウン誌の打合せに行った帰り道、
住宅街の中のちいさな畑の真ん中でぽつんと、でも堂々と咲き誇る梅の木を見て、
久しぶりに地上に出た人のような気持ちになった。(円)
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